LINE公式アカウントを複数作成する方法!メリットや注意点なども解説します
LINE公式アカウントは複数作成が可能です。複数保有することで顧客ニーズに適したコンテンツを発信しやすくなり、より効果的にマーケティング活動を行えます。
本記事ではLINE公式アカウントを複数作成する手順や、それに伴うメリット・デメリットなどを解説します。
「店舗ごとに、アカウントを効率よく管理したい」
「アカウントのブロックを回避したい」
本記事は、上記のような課題を抱えているマーケティングご担当者様にとって役立つ内容です。LINE公式アカウントのデメリットをカバーする方法も解説するので、ぜひ参考にしてください。
コンテンツ
LINE公式アカウントは何個作成できるのか
LINE公式アカウントは複数作成が可能です。未認証・認証済みを問わず、1つのLINEビジネスIDで100個のアカウントを保有できます。下記はLINE公式ページ(Line for Business)の引用です。
質問:複数の LINE公式アカウントを開設することができますか。
回答:未認証・認証済に関わらず、1つのLINEビジネスIDにつき100アカウントまで作成できます。
https://faq.linebiz.com/help/s/article/000001061?language=ja
それぞれのLINE公式アカウントごとに個別に運用できます。そのため店舗ごとや目的に合わせてアカウントを管理したい企業にとって便利です。
また、スマホとPCなど複数の端末から同じタイミングでログインできます。
LINE公式アカウントを複数作成する手順
LINE公式アカウントを複数作成するのは、スマホとPCどちらからでも手続き可能です。
より簡単に作成したい方は、スマホからの作成をおすすめします。なぜならPCの場合、IDも複数作成しなければならないなど、手順が多いからです。
この章では、スマホとPCごとに作成手順をみていきましょう。なお、LINE公式アカウントを1つ保有していることを前提に解説しています。
もしLINE公式アカウントをまだ作ったことの無い場合、当サイトの以下の記事で手順を解説しているので、こちらも合わせてご確認ください。
【初心者向け】LINE公式アカウントの作り方をPC・スマホ両方で解説
【スマホ版】複数アカウント作成方法
まずはスマホアプリからアカウントを複数作成する手順です。以下の4ステップで簡単に作成できます。
▼スマホアプリのダウンロード先▼
iOS版
https://apps.apple.com/jp/app/line/id1450599059
android版
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.linecorp.lineoa&hl=ja&gl=US
STEP 1:LINE公式アカウントアプリにログイン
スマホでLINE公式アカウントアプリを開き、LINEアプリもしくは登録メールアドレスでログインします。
STEP 2:ホームのメニューボタン(三本線)をタップ
ホーム画面の左上にある3本線のボタン「≡」をタップします。
STEP 3:+アカウントを作成をタップ
アカウントリストの下側にある「+ アカウントを作成」をタップします。
STEP 4:アカウント情報を入力して、確認をタップで作成完了!
アカウントの作成画面で、アカウント名・業種・メールアドレスなどの必要事項を入力します。入力内容を確認して、間違いなければ「確認」ボタンをタップ。これで作成は完了です。
【PC版】複数アカウント作成方法
次は、PCでアカウントを複数作成する方法です。
PCの場合はスマホと異なり、LINE公式アカウントに未登録のLINEアカウント、もしくはメールアドレスを用意しなければなりません。以下の7ステップで作成できます。
STEP 1:まずログインしているアカウントからログアウトする
ログイン中のLINE公式アカウントから、ログアウトします。
STEP 2:LINE Business IDページへアクセス
「LINE Business IDページ」にアクセスします。
STEP 3:「LINEアカウントでログイン」または「アカウントを作成」を選ぶ
LINEアカウントで登録するなら「LINEアカウントでログイン」をクリック。メールアドレスの場合は「アカウントを作成」をクリックします。
LINEアカウントで登録する場合、アカウントに設定しているメールアドレスとパスワードを入力しましょう。もしくはスマホを使用してQRコードでログインも可能です。
STEP 4:LINEアカウントで登録の場合は情報入力で作成完了!
「LINEアカウントでログイン」を選択した場合、あとは必要事項を入力するだけで作成完了です。
STEP 5:メールアドレスで登録の場合は「登録用のリンクを送信」をクリック
「アカウントを作成」を選択した場合、メールアドレスの入力欄に、LINE公式アカウントにまだ登録したことのないメールアドレスを入力します。入力後「登録用のリンクを送信」ボタンをタップ。入力したメールアドレス宛にメールが送られます。
STEP 6:届いたメールの中のリンクをクリック
届いたメールを確認しましょう。メール内にあるLINE Business ID 登録用のリンク「登録画面に進む」をクリックします。
STEP 7:名前とパスワードを入力して「登録」をクリックで作成完了!
登録画面で名前とパスワードを入力します。入力内容を確認後、「私はロボットではありません」をチェックし「登録」ボタンをクリック。これで作成は完了です。
複数アカウント作成する3つのメリット
LINE公式アカウントを複数作成すると、主に以下のメリットを受けられます。
- ユーザーからのブロック防止
- ユーザーへの対応やチャット管理が楽になる
- コストを抑えられる
ユーザーからのブロック防止
LINE公式アカウントの複数作成により、ユーザーからアカウントをブロックされにくくなります。なぜなら、ユーザーのニーズに合った情報を発信できるからです。
LINE公式アカウントは、友だち登録してくれたユーザーに対して商品やサービスの情報などを発信できます。しかし情報に満足できなかったり、不要な情報だと判断されたりすると、ブロックされる恐れがあるのです。
たとえばある企業が東京に1店舗、大阪に1店舗構えていたとします。もし東京の店舗が近隣顧客に対してセール情報を発信したい場合、一斉配信を使うと大阪の店舗の顧客に対しても同じ情報が届いてしまいます。
大阪の顧客にとって関係のない情報なので、それが頻繁に続けばブロックされかねません。
また、たとえば飲食事業と金融事業といった、全く異なる事業を展開している企業がLINE公式アカウントを作ったとします。当然、飲食事業と金融事業ではユーザーの興味関心などが異なり、求めている情報が違うでしょう。それにも関らず全ての顧客に同じ情報を発信していたら、ブロックされる可能性が高まります。
あなたも興味のない内容や、住んでいない地域の情報が送られてきたら、煩わしく思いブロックしたくなるのではないでしょうか。
店舗ごと、事業ごとにアカウントを分けることで、ユーザーごとに適した情報を発信できます。ユーザーにとって有益な情報が届くので、ブロックを回避できるのです。
ユーザーへの対応やチャット管理が楽になる
店舗や事業別にアカウントを持つことで、ユーザー対応やチャット管理が容易になります。
たとえば複数の店舗で同じアカウントを使っており、ユーザーがチャットで店舗の来店予約をしたとします。その場合、まず「どの店舗の予約か確認」が必要で、そのうえ「予約に対する返信を誰がすればいいのか」といった課題が出てくるでしょう。ユーザー数が多くなればなるほど管理が難しくなります。
アカウントを分けることで担当者が明確になり、余計な課題が生まれにくくなり効率的です。また、取り扱うユーザー数が限定されることで、迅速かつ丁寧な対応が可能になります。
コストを抑えられる
アカウントの複数利用は、コスト削減にも効果を発揮します。
LINE公式アカウントの料金プランは「フリープラン」「ライトプラン」「スタンダードプラン」の3つです。中でもフリープランは月額固定費がかかりません。毎月1,000通のメッセージを無料で配信できます。
アカウントを分けずに運用する場合は、月1,000通だと少ないこともあるでしょう。しかしアカウントを複数に分け、なおかつ毎月のメッセージ数が1,000通に満たない場合は、フリープランが断然お得です。
複数アカウント作成する3つの注意点
LINE公式アカウントの複数作成には、メリットがある反面デメリットも存在します。注意すべきポイントは以下の3つです。
- 数が増えるほど運用が大変になる
- アカウントごとに集客方法を考える必要がある
- 配信メッセージ数が膨大な場合コストが高くなることがある
数が増えるほど運用が大変になる
アカウントの数が増えるということは、それだけ運用が大変になるということです。
アカウントごとに管理者が複数いれば負担を抑えられるのですが、管理者が1人、もしくはリソース不足のときは運用に手が回らなくなるでしょう。あらかじめ運用体制を整えておくことが重要です。
アカウントごとに集客方法を考える必要がある
アカウントに登録してくれたユーザー属性に合わせて、適切な集客方法を検討しなければなりません。
アカウントを分けるぶん、ユーザー数が分散してしまうため、「友だちが少ないアカウント」だと思われてしまう可能性があります。そのため効率よく集客を行い、ユーザー数を増やす必要があるのです。
対策としては、まず1つのアカウントで集客を行い、友だちのボリュームが増えてきたら属性に応じて他のアカウントに誘導する、という方法があります。
配信メッセージ数が膨大な場合コストが高くなることがある
配信メッセージ数が多くなればなるほど、コストが高くなります。メリットの章で説明したとおり、LINE公式アカウントの料金プランのうち、フリープランは毎月1,000通まで無料です。しかし1,000通を超える場合はプランが変わり、料金が発生します。
項目 | フリープラン | ライトプラン | スタンダードプラン |
---|---|---|---|
月額固定費(税別) | 無料 | 5,000円 | 15,000円 |
無料メッセージ通数 | 1,000通 | 15,000通 | 45,000通 |
追加メッセージ料金(税別) | 不可 | 5円 | ~3円 |
また、アカウントを複数に分けることで、分けなかったときに比べて料金が割高になることもあります。
たとえば、当初「ライトプラン」で月10,000通のメッセージを配信していたアカウントを2つに分け、その後はそれぞれのアカウントごとに月5,000通を配信するとします。
その場合、それぞれのアカウントが「ライトプラン」なので、月10,000円(5,000円×2)の料金が発生。当初と配信数は変わらないのに、2倍の料金がかかってしまいます。
アカウントを複数作成したり、配信数を増やしたりする前に、LINE公式アカウントの「通数費用シミュレーター」を使って適した料金プランを検討するのが大事です。
FANVOを導入すれば、1つのアカウントのみでも効率的に運用できるように!
「LINE公式アカウントを複数作成し、運用するのが大変」
このように思っているなら、LINEマーケティングツールの「FANVO(ファンボ)」がおすすめです。
FANVOなら、ユーザーを属性別に細かく分析できるので、アカウントをわざわざ複数作成しなくても、ターゲットごとに適したコンテンツを配信できます。また、ユーザーからのアクションが無くとも詳細に管理が可能です。
LINE公式アカウントの機能を拡充できるため、効率よくマーケティング活動を行えるでしょう。詳しくはFANVOの公式サイトをご覧ください。
【FANVO】https://fanvo.jp/
まとめ
LINE公式アカウントは、店舗や事業ごとに複数作成することが可能です。フリープランなら毎月1,000通まで無料配信できます。
ただしアカウント数が増えると運用が大変になり、配信数が多い場合は料金が割高になりやすいところが注意点です。
LINE公式アカウントの機能だけでは非効率だと感じた場合、LINEマーケティングツールの併用も検討しましょう。ぜひ自社に適した運用方法を選択してくださいね。