LINE公式アカウントを簡単解説!機能や料金、メリットデメリットまでご紹介
誰でも1度は見聞きしたことがあるコミュニケーションアプリのLINE。
公式アカウントという存在をご存じの方も多いと思います。しかし、実際にどんな機能があるのか詳しいことは知らないというのが大半ですよね。
今回はLINE公式アカウントの機能や料金プランについて紹介します。
公式アカウントの導入を迷っている方や、公式アカウントを使いこなせていない方にとって役立つように説明していきます。
コンテンツ
LINEについて
LINEは、日本最大級のコミュニケーションアプリです。
多くの方が利用しているLINEは、アプリをダウンロードして自身の情報を設定することで、家族や友達とアプリ上で繋がることができます。
アプリで繋がっている相手とチャットや無料通話が楽しめ、購入やダウンロードによって手に入れたスタンプを使うことで、簡単にコミュニケーションが取れるのが魅力です。
国民的SNSアプリLINEとは?
国民的アプリのLINEは、現在9,200万人ほどのユーザーを抱えています。この数字は、日本の人口の約7割を超えるほどなので、LINEの人気の高さがわかっていただけると思います。
近年、SNS市場は大きく賑わっています。LINE以外にも複数のSNSアプリが存在していますので、代表的なSNSアプリの利用者数を比較してみました。
SNS名 | 日本国内の利用者数 |
---|---|
LINE | 9,200万人(2022年4月) |
YouTube | 6,900万人(2020年9月) |
4,500万人(2017年10月) | |
3,300万人(2019年6月) | |
2,600万人(2019年7月) | |
TikTok | 1,690万人(2021年10月) |
このようにLINEのユーザー数は群を抜いていて、日々の生活になくてはならないアプリへと成長しています。
LINEのユーザー属性
LINEは老若男女幅広い世代に普及し続けています。他のアプリは若年層の利用が大半ですが、LINEは40代以上のユーザーが全体の半数以上を占めていることが分かりました。
また、男女比率は3:7と女性のほうが圧倒的に多く、全体の約35%が関東圏在住者ということまで分かっています。さらに職業別では、会社員の使用率が全体の半数以上を占める結果でした。
LINE公式アカウントについて
LINEには、通常のアカウントの他に公式アカウントが存在します。
LINE公式アカウント(旧名LINE@)とは?
LINE公式アカウントとは、お店や企業がLNEのアプリを通じてユーザーとコミュニケーションをとるサービスです。公式アカウントと繋がっていれば、そのお店や企業のお得な情報がいち早く手に入ります。
以前は企業やお店などのビジネス向けにLINE@というアプリがありましたが、2019年4月に名称を変えて、サービスが一本化されました。
基本機能
公式アカウントの基本機能について紹介していきます。
メッセージの配信
公式アカウントを友達登録しているユーザーに、メッセージを配信出来ます。メッセージは友達登録している全員に配信されるので、複数人のユーザーに対して同時にアプローチすることができます。
配信できるメッセージも豊富にあり、具体的には以下のような種類です。
- テキスト
- 画像
- 動画
- スタンプ
- クーポン
- ボイスメッセージ
- リッチメッセージ
- リッチビデオメッセージ
- カードタイプメッセージ
- リサーチ
(参考URL: https://www.linebiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/broadcast-formats/)
テキストにスタンプや動画を組み合わせることも可能なので、より分かりやすく情報を配信することが出来ます。メッセージの配信はプッシュ通知が届く仕組みです。
(参考URL:https://www.linebiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/broadcast/)
個別チャット
ユーザーがリアクションを返してくれた場合、個別でチャットができます。
個別チャットなら、ユーザーからの問い合わせや予約の受付が時間を問わず可能です。この機能を使えば1対1の対応ができるので、ユーザーに寄り添った対応が実現し、ユーザーの満足度向上にも繋がります。
(参考URL: https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20180731-01/)
自動応答機能
ユーザーから送られてきたリアクションに対し、自動で返信することも可能です。このメッセージは大きく分けて2種類あります。
【応答メッセージ機能】
事前に設定したメッセージを自動送信できる機能です。
応答メッセージ機能には、特定のキーワード対して送信する機能と、ユーザーからのリアクションに対してランダムに送信する機能があります。
2つの機能を併用することも可能ですが、特定のキーワードに対して応答する場合は、完全にキーワードが一致しないといけません。キーワード以外の文字が含まれていると自動応答の対象外なので、注意が必要です。
【AI応答メッセージ機能(シンプルQ&A)】
ユーザーから受け取った内容をAIが判別し、適切な内容を送信する機能です。
ユーザーからのメッセージに対して、事前に登録した情報の中から適切な回答を送信してくれます。適切なものがなかった場合は、「応答不可のメッセージ」が送信される仕組みです。
AI応答メッセージ機能は、ごく簡単な質問のみの対応になります。より細かな対応には、AI応答メッセージと手動の返信を組み合わせたスマートチャット機能があるので、必要に応じて活用していきましょう。
(参考URL: https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20191128/)
リッチメニュー
リッチメニューとは、トークルームの下部に独自のメニューが表示される機能です。
ユーザーが公式アカウントのチャットルームを開くと、お店や企業が事前に設定したメニューがいつもタイル状に表示されます。知りたい情報のメニューを押せば、該当ページにアクセスできる仕組みです。
ビジュアルとテキストで分かりやすくアプローチできるので、ユーザーの目に留まりやすい訴求作りが可能です。
(参考URL: https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20180731-01/)
ショップカード
ショップカードとは、お店への来店や商品の購入などの特典としてポイントを付与し、LINEのアプリ上で管理する機能のことです。
ポイント付与専用のQRコードをユーザーが読み込むことで、ショップカードにポイントが貯まります。集めたポイントは、クーポン券や割引券などの特典と交換することが可能です。
(参考URL:https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20190627-01/)
料金プランの違い
LINE公式アカウントには3つの料金プランがあります。
フリープラン | ライトプラン | スタンダードプラン | |
---|---|---|---|
月額料金 (固定) |
無料 | 5,000円 | 15,000円 |
無料メッセージ 通数 |
1,000通 | 15,000通 | 45,000通 |
追加メッセージ 料金(税別) |
不可 | 5円 | ~3円 ※別途料金表 あり |
(参考URL: https://www.linebiz.com/jp/service/line-official-account/plan/)
※スタンダードプランには、別途料金表があります。
(詳しくはhttps://www.linebiz.com/sites/default/files/media/jp/docs/line-official-account-price-table.pdfをご覧ください)
無料メッセージ通数を超えると、オーバーして送った分の追加料金がかかります。3つのプランの内フリープランでは、追加メッセージが利用出来ません。
もし契約プランに迷った場合は、料金シミュレーションを利用しましょう。
友達ユーザー数と配信数を入力するだけで最適なプランが表示されます。
参考URL: https://www.linebiz.com/jp/service/line-official-account/simulator/
LINE公式アカウントの作り方
公式アカウントの開設について簡単に手順を説明していきます。
- 開設ページにアクセス
- 「アカウントの作成」を押す
- 「LINEアカウントで登録」か「メールアドレスで登録」のどちらかを選択する
- 情報を入力してアカウントを登録
- 公式アカウントの管理画面にログインをしてアカウント情報を入力
- 認証済アカウントに申請する(任意)
アカウントの開設は上記の手順で完了です。
もし認証済みアカウントを希望する場合は、アカウントの登録後に申請してください。
LINE公式アカウントのメリット
公式アカウントを導入した場合のメリットについて紹介します。
クリック率・開封率が高い
以前のアプローチ方法は、メールマガジンによる配信が一般的でした。
メールマガジンなら多くのテキストを配信出来るので、お店や企業の伝えたい情報を全て1通に詰め込むことが出来ます。
しかしメールマガジンは、迷惑メールに振り分けられてしまったり、受信メールの中に埋もれてしまったりなど、開封率がかなり悪いのが現状です。
その点公式アカウントは、テキスト500文字・写真10MBなど、配信メッセージに規定がありますが、多くのユーザー数やプッシュ機能が備わっていることで、メールマガジンよりも開封してもらえる可能性が高くなります。
一般的にメールマガジンの到着率は50%程度で、開封率は20%・クリック率は2%ほどしかありません。それに比べてLINEの公式アカウントは、ユーザーにブロックされない限り、到着率100%・開封率60%・クリック率20%とかなり優秀です。
多くのユーザーにリーチできる
国内最大級のアプリであるLINEは、ユーザーの世代や性別が幅広いことが特徴です。生活のインフラともなりつつあるLINEを使えば、多くのユーザーにアプローチできます。
また、LINEユーザーの半数は会社員なので、日頃から使い慣れているアプリでアプローチできるところも利点の1つと言えるでしょう。
導入から集客までお手軽に可能
LINE公式アカウントには、無料で使えるフリープランがあります。一か月に配信できるメッセージは1,000通までですが、無料なので気軽に試すことができます。最初は無料でスタートして、配信が増えてきたら有料プランに変更することも可能です。
さらにLINE公式アカウントは、友達追加の方法も手軽です。
メールマガジンはアドレスなどの個人情報入力があり、登録に時間がかかります。人によっては個人情報の入力に、数分間~数十分間の時間が必要です。
しかしLINE公式アカウントなら、友達追加ボタンを押すだけで完結できます。登録が簡単になったことで、より多くの顧客を手に入れることが可能です。
LINE公式アカウントのデメリット
LINE公式アカウントにはデメリットも存在します。
ユーザーの管理が細かくできない
1つ目のデメリットは、ユーザー管理が難しいことです。
公式アカウントにはユーザーを分析する機能があり、ユーザーの性別・年代・地域のデータなどを閲覧できます。ただこのデータは3日前の情報であったり、分析できるユーザーが少ない場合は表示されなかったりなど、必ずしも活用できるものではありません。
顧客名簿やメールマガジンの個人情報に比べると、大まかなユーザー管理になってしまいます。
ターゲットを絞った配信はできない
2つ目のデメリットは、ユーザーを絞って配信することが困難な点です。
LINE公式アカウントにはセグメント配信という機能があります。
配信先を絞り込める便利な機能ですが、この機能は友達登録者数が100人以上であることや、絞り込んだユーザーが50人未満であることなど、複数の条件をクリアしなければ利用できません。
設定の反映まで時間がかかりますし、ターゲットの絞り込みは人数の制限があるので慎重に行う必要があります。
リアクションが無いと個別チャットが送れない
3つ目のデメリットは、ユーザーからのリアクションがなければ1対1のチャットが送れないことです。
LINE公式アカウントは、ユーザーと個別チャットでコミュニケーションをとることができます。顧客に寄り添った対応の実現が強みの1つですが、ユーザーからのリアクションがないと個別チャット機能は使えません。
便利なLINE公式アカウントですが、デメリットも存在するので運用には注意が必要です。
まとめ
LINE公式アカウントの基本情報について紹介しました。
機能が充実していることに驚かれた方もいるかもしれませんね。多くの機能が備わっているのは大変便利なことですが、使いこなすには時間も労力も必要です。
組み合わせることができる機能とできない機能の他にも、細かくルールが決まっています。LINE公式アカウントを運用する際は、事前にしっかりとした準備が必要ですね。
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生活の一部になっているLINEアプリを使うことで、新規顧客の獲得や既存顧客へのアプローチが手軽にできるようになりました。LINE公式アカウントは、莫大なユーザー数を誇るLINEだからこそ叶う、有力な訴求ですよね。
しかし、これだけの機能を使いこなすには時間や人員が必要です。お店や企業によっては導入自体を諦める場合や、うまく運用できないこともあるでしょう。
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