LINE公式アカウントは個人利用も良い!メリットやアカウントの作り方も解説
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LINE公式アカウントは個人でも利用可能
LINE公式アカウントの紹介と基本機能
LINE公式アカウントとは、個人や企業がLINE上でかんたん・便利に販売促進を行うことを目的としたWebマーケティングには欠かせないサービスです。
LINE公式アカウントの基本機能は大きく以下の3つに分類されます。
情報発信・コミュニケーション
- メッセージ配信
メッセージ配信とは、友だちになっているユーザーに対して直接メッセージを送ることができる機能です。テキストだけでなく画像や動画、音声やスタンプも使用することができます。セグメント配信が可能なので、性別・年齢・地域など友だちの条件を絞って配信することで配信効果を最大限に高めることができます。 - 1to1トーク
友だちとトークルームで一対一で会話することができる機能です。
電話やメールと違い気軽に連絡を取ることが可能なため、忙しい社会人の方とも短時間で密なコミュニケーションを取ることが可能です。 - LINE VOOM(旧タイムライン投稿)
動画コンテンツをメインで投稿できる機能です。(文字や写真の投稿をすることも可能です)
投稿を見ることができるユーザーは友だちではなくフォロワーであることに注意が必要です。
販売促進ツール
- クーポン
来店時に割引や特典を受け取ることができるデジタルクーポンを友だちに追加してくれたユーザーに対して配信できる機能です。
「友だち追加ですぐに使える10%OFFクーポンをプレゼント!」など、即時利用可能な訴求で友だち追加を促すことができます。 - リサーチ
リサーチページと呼ばれるアンケートや投票形式のページを作成し、メッセージ配信などで友だちに配信することができる機能です。
質問項目を自社商品・サービスに合わせて自由にカスタマイズできるためマーケティングに役立つデータを効率的に集計することができます。 - ショップカード
これまで紙や磁気で管理してきた来店や商品を購入した際に付与されるポイントを、LINE公式アカウントで発行・管理できる機能です。
ユーザーは一定のポイントが貯まると特典やクーポンを受け取ることができるのでリピーター獲得の施策に役立ちます。
分析
LINE公式アカウントは一見個人が利用できないのでは?と感じますが、法人・個人問わず誰でもアカウントを開設することが可能です。ただし、LINE公式ガイドラインで定められている一部の職種(医療、出会い、アダルト、連鎖販売取引、ギャンブルなど)は利用することができないので注意が必要です。
個人でLINE公式アカウントを利用する7個のメリット
作成簡単で運用費も基本0円
LINE公式アカウントは非常にカンタンに作成することができ、無料で多くの機能を使用することができます。無料で使用できる機能は以下になります。
- メッセージ配信
- LINEチャット
- LINEコール
- 応答メッセージ/AI応答メッセージ
- リッチメッセージ
- リッチメニュー
- カードタイプメッセージ
- LINE VOOM
- ショップカード
- クーポン
- 友だち追加広告(認証済みアカウントのみ)
- プロフィール etc…
月のメッセージ数が1,000通以内であれば運用費も基本0円となります。一方的に配信するメッセージがカウント対象となりますのでLINEチャットの送受信や応答メッセージなどはカウントされません。
ユーザーの登録(友だち追加)の敷居が低い
LINE公式アカウントは友だち追加をクリックするだけでカンタンに登録が可能なので、ユーザー情報を登録しなければならないメールマガジンと比べて工数が非常に少なく登録の敷居が低いです。
また、即時利用できるクーポンなどを発行することで、店舗に来店した人に友だち追加を促すことが可能です。
従来のメールマガジンより開封率が高い
メールだと送った際に迷惑フォルダ行きになる可能性がありますが、LINE公式アカウントが配信したメッセージはブロックされない限り友だちに届きます。
現在の日本人のLINEの利用率は全世代で92.5%となっておりますので、高い確率で開封してもらうことが期待できます。
他の媒体との連携も容易に可能
LINE公式アカウントはTwitterやInstagram、YouTube等の他媒体とも連携が容易にできます。
公式アカウントの管理画面から友だち追加用のQRコードやURLを発行できますので、連携したい媒体に掲載するだけで告知や誘導が可能になります。
また、管理画面で設定を行えば、どの媒体から流入があったのか計測することができます。
どの媒体での発信を強化すれば友だちを増やせるのか判断する材料として使用することが可能です。
リアルタイムな情報発信
LINE公式アカウントはリアルタイムで情報発信することが可能です。
自社アカウント内で配信することになりますので、無駄な審査・確認・修正が発生しません。スピードが求められるトレンドに合わせた情報配信をする際に、審査に時間がかかって全然うまくいかなかったといったことがLINE公式アカウントではなくなります。
「スピーディーな情報配信をしたい」というときは、LINE公式アカウントをおすすめします。
豊富なメッセージ機能で効率的にアプローチできる
集客・教育・セールスといったWebマーケティングの一連の流れをLINE公式アカウントであれば自動化・コストカットすることができます。
例えば、美容院やネイルサロン、まつ毛ケアなどの美容サロンは予約サイトでの集客がメインとなっていますが、来店の際にLINEのクーポンを付与し次回来店以降からLINEチャットで予約してもらうことで予約サイトの利用料を削減することが可能です。
美容院でいつもカラーをされるお客様には、カラーのお得な情報を配信することでリピート獲得に向けて効率的なアプローチが可能です。
リッチメニューやショップカードなどの便利機能
リッチメニューとはトーク画面下部に固定で表示されているメニュー機能で、ご予約・クーポン・おすすめメニューなどカテゴリ分けしてリンクを表示することでスムーズにユーザーのニーズを満たすページへ遷移させることが可能です。
LINE公式アカウントの作り方
PCから作成する場合
- LINE for Businessを開く
https://www.linebiz.com/jp/service/line-official-account/ - 「アカウントの開設」を押下
- 「LINE公式アカウントをはじめる」を押下
- 「アカウントを作成」を押下
- 「LINEアカウントで登録」か「メールアドレスで登録」を選択
- 「メールアドレスで登録」の場合は、メールに届いたリンクを押下
- 必要情報を入力して登録できたら完了
スマホから作成する場合
- アプリをダウンロードする
アプリのダウンロードは以下のURLから行うことが可能です。
● iOS:https://apps.apple.com/jp/app/line/id1450599059
● Android:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.linecorp.lineoa&hl=ja - アプリにログインする
ios版で、LINEアプリでログインする流れをご紹介 - LINE公式アカウントのアプリを起動し、「LINEアプリで登録・ログイン」を選択する
- 「LINEアプリで登録・ログイン」を選択した場合はLINEアプリが起動して、以下の画面が表示されるので「許可する」を選択。ラインアプリ側の認証が完了したことになる
- Webブラウザに遷移し、「このアプリを開きますか?」と表示されるので「確認」を選択する
- 必要項目を入力し登録できたら完了
LINE公式アカウント作成の際のポイント
料金プランの違いについて
LINE公式アカウントの料金プランは以下の通りです。
フリー プラン | ライト プラン | スタンダード プラン | |
月額固定費 (税別) | 0円 | 5,000円 | 15,000円 |
無料 メッセージ通数 | 1,000通 | 15,000通 | 45,000通 |
追加 メッセージ料金 (税別) | 不可 | 5円 | 〜3円 |
無料プランと有料プランの違いはメッセージ通数と追加メッセージ単価のみとなります。使用できる機能について差はありません。
メッセージ通数についてカウントされるメッセージとカウントされないメッセージがありますのでご注意ください。
【カウントされるメッセージ】
- メッセージ配信(絞り込み配信、ステップ配信含む)
- Messaging APIの「Push API」「Multicast API」「Broadcast API」「Narrowcast API」
【カウントされないメッセージ】
- LINEチャットの送受信
- 応答メッセージ
- AI応答メッセージ
- あいさつメッセージ
- Messaging APIの「Reply API」
より詳細な内容を知りたい場合はLINE for Businessの料金プランページをご覧ください。
認証・未認証アカウントについて(個人は要注意!)
LINE公式アカウントには「認証アカウント」「未認証アカウント」の2種類があります。
認証アカウントのメリットは以下です。
- 青色のバッジがつく
星マークがついたバッジが付与され、LINEアプリ内の「友だち」検索結果に表示されます。
- 「友だち追加広告」が利用できる
LINEアプリ内でLINE公式アカウントの友だち追加を促す運用型広告を出稿することができます。
- 請求書決済ができる
- 販促用ポスターのデータが無料でダウンロードできる
- 店舗などに設置可能な有料ノベルティを購入することができる
個人アカウントの場合は認証済みアカウントを申請できないため注意が必要です。そのため、個人アカウントでは上記で説明した機能・サービスは使用できません。
利用できない業種・職種があるので確認する
LINE公式アカウントを利用できない業種・業態、商品・サービスはガイドラインで定められており以下です。
- 医療
- 日本国内で未承認の医薬品等を取り扱っているもの
- 個人輸入代行を行っているもの
- 出会い
- 出会い喫茶、インターネット異性紹介事業等の出会いの機会・場所を提供するもの
- アダルト
- ソープランド等の性風俗店、アダルトDVDショップ等のアダルトショップ、メンズエステ等のサービスを行っているアダルト関連店舗・サービス
- アダルトビデオ・動画配信、コミック、ゲーム・アプリ等の青少年の保護育成上好ましくないアダルトコンテンツ
- アダルト関連店舗・サービス、風俗メンズエステ等に関する求人関情報提供をはじめとする各種情報提供。
- 精力剤、媚薬、性機能に言及する健康食品・化粧品等
- ネット関連ビジネス
- 「儲かる」等の内容を歌って集客しメルマガ登録、動画販売などに誘導する情報商材
- 「○○するだけ」等、消費者が簡単に始められるような内容を謳ってメルマガ登録、動画販売などに誘導する能力開発商材
- 仮想通貨、アプリやオンラインゲームなどのアカウントなどを現実の通貨に換金できるリアルマネートレーディングサービス
- 連鎖販売取引
- マルチ商法・MLM、ねずみ講、ネットワークビジネス
- 科学的な根拠が乏しい霊感商法、モニター商法等
- クレジットカード現金化
- クレジットカードのショッピング利用可能枠を現金化するサービス
FANVOの導入でLINE公式アカウントの運用を最大限効率化できます!
LINE公式アカウントを作成したけど使い方がよく分からない。今後はLINEをWebマーケティングに積極的に活用していきたい。
そんな時はLINEマーケティングルーツの「FANVO」を利用してみましょう。
LINE公式アカウントにはたくさんの機能がありますが、使いこなせている企業は多くありません。
「FANVO」はLINE公式アカウントの連携ツールとして機能を拡張することができます。
例えばタグを使用して顧客をセグメント分けしたり、友だち追加された際に送るメッセージを事前に集計した友だちのQAの回答に応じて送信内容を変更したりすることが可能です。
また、「FANVO」を利用すればリッチメニューの作成がツール上で直感的に行うことができます。
是非、FANVOを導入して成果につながるLINEマーケティングを行いましょう。
まとめ
この記事ではLINE公式アカウントの個人利用とメリット、実際のアカウントの作り方について解説しました。
LINE公式アカウントは個人でも開設することが可能で、利用できる機能も法人とは差はありません。
ただし、個人利用では認証済みアカウントの申請をすることができないため、認証済みアカウントで利用できる以下の機能が使用できません。
- 青色バッジの獲得
- LINEアプリ内で検索結果に表示される
- 友だち追加広告
- 請求書決済
- 店舗用ポスターなどの有料ノベルティの購入
- ポスターデータの無料ダウンロード
LINE公式アカウントは月の通数が1,000通までは無料で利用できますので、まずは無料で使用してみて、通数が増えてきて効果が期待できると感じたら有料プランに変更してより力を入れてみることをおすすめします。
是非、LINE公式アカウントを活用して業務効率化・Webマーケティングを成功させてください。